「就学前の発達検査と親御さんの不安 ~結果だけでは見えない子どもの成長~」
就学前に行う発達検査の結果を受け取った親御さんから、よくこんなお声をいただきます。
「幼稚園ではできることが増えたし、食べられなかったものも食べられるようになった。お友達との約束も守れている。毎日楽しそうに通っているのに、検査結果は思ったより成長していなかった…どうしよう。」
日々の成長を目の当たりにしている親御さんにとって、検査の数値や結果だけを見ると、戸惑いや不安が生まれてしまうこともあります。
また、「診断結果だけを知りたい」「どう読み解けばよいのか」と、混乱した気持ちで連絡をくださることもあります。中にはお父様が結果から距離を置いてしまい、普段あまり関わらない中で、子どもの日々の様子を見守り、話を聞いてほしいと願うお母様の切実な声もあります。
こうしたときに大切にしたいのは、検査の結果そのものだけにとらわれないことです。
その子が何が得意で、どんなことが少し苦手なのか。日常の姿の中で見える小さな成長や、楽しそうに取り組む姿も、結果と同じくらい大切な情報です。
私は、まずお母様の気持ちに寄り添い、一緒に子どもの現状を見立てながら、安心して次のステップを考えられるようにしています。検査結果は未来への参考の一つですが、未来を決めるものではありません。大切なのは、今できることを少しずつ積み重ね、その子に合ったサポートを考えることだと思っています。
💡 ポイント
- 数字や結果だけでなく、日常の様子・小さな成長に目を向ける
- 親御さんの気持ちを受け止め、安心できる場を作る
「未来はまだ遠い」「今できることを大切に」という視点を伝えるのはどうでしょうか
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